そうか、ついに公開されるのか。
どのくらい前だろうか、たまたまツイッターで見かけ、びっくりしたのが、桜庭一樹の直木賞受賞作「私の男」が映画化される…というニュース。
「映像化不可能と思われていた『私の男』…」という文言を、その後あちらこちらで見かけた気がする。
私もそう思っていた。
原作が直木賞を受賞した時も、例年以上に大きく報道されていたような記憶がある。
それだけ、センセーショナルな1冊だったのだろう。
娘が父を「私の男」と称する、余りにただならぬ関係性が物語の基軸だから。
そして主人公ふたりの行為の、あまりにも生々しい描写。
これをどう映像化するのか。
(ヒロイン役の二階堂ふみは中学生の時にこれを嵌って読んでいたらしい。
中学生女子がいいのか?(^^;))……と思っていたら、映像化不可能と思われていたのは、オホーツクの流氷のシーン。
あはは、失礼しました。
読んだ人間にとっては、自分の脳内キャスティングと映画のそれとのギャップも、やはり気になるところ。
主人公の「落ちぶれ貴族のような、だらしなく優雅な四十男」、私は勝手に村上淳をイメージしていたが、改めて原作を読み直してみたら、目の描写が確かに浅野忠信だった。
二階堂ふみの顔って、よくわからない。
顔が定まっていない感じがする。
だからこそ、あのヒロインが演れるのかも知れない。
ドキドキしながら面くらいながら、のめりこんで読了した読者としては、その映像を見るのが怖く、だからこそ見たい、うらはら気分。
夫の浮気 探偵